2013/07/03

フレームセンター 額装のココロ


皆さまごきげんいかがでしょうか、スギャマ シンニャです。
久々のブログで緊張しております。



お仕事ネタとしては今回はさらにあらためてくどいようですが、
「第4回 セントラルサムホール絵画展」があるよ、ということを告知し、
つきましては、サムホールサイズの額縁ならフレームセンターにおまかせね!
というところでしょうか。

もう4回目ということで定着もしていますし、僕の双子の兄の団・グラッデン氏も
今回も恥を承知で作品をねじ込むと言っていたので、双子の弟としては、
まぁ、がんばんなさいよ。というところです。
搬入は8月の後半。もう7月に入りましたから、出展を考えている方は構想を練るなり、
制作にかかるなり、もう始めちゃってもいいんじゃないでしょうか。
フレームセンターも今でもサムホールたくさんありますけど、
8月入ったら在庫さらに増やすつもりです。
出展者の方も、そうでない方もぜひご利用くださいませ。






さて、最近僕が妙にダムづいているのは知っている人は知っていますが、
先日の休日に長野県の中央道沿いのダム密集地帯にダム巡りに行って来ました。
密集といっても実際は車でけっこうかかるところに点在しています。

まず奈良井ダム。小型のロックフィルダムです。
二組のダムを見に来たのかな?という方々が見えましたが、特に会話は持たず。
というのも、どうもどうも!とはしゃいで、ダムファン・アプローチをかけたとして、
相手にそれほどの熱意が無かったら、これほど恥ずかしいことはありません。
互いに相手の視線を伺いながらという感じでした。
で、このダムにには動物園にあるような説明放送施設があって、
ボタンを押すとなんとまぁデカい音。
いや、それほどの静寂ぶりだったのかもしれませんが、
3組のダムファン・ファミリーがデカい放送が流れる中、
微妙な立ち位置でダムを見ていると。そんな、それこそ微妙な感じでした。

次、味噌川ダム。
このダムも相当ユルい。巨大ロックフィルダムで堤の長さはかなり長いんですが、
その堤があんまり手入れがされていなくて、草ぼーぼーです。
放水路もいつ水が通った?というくらい乾いていて、雑草生えてました。
水不足ということもあるんでしょうけど、緊張感皆無です。
まぁロックフィルダムにはだいたい緊張感を求めちゃダメですね。
ただ、「ふれあいプラザ」?資料館的な施設ですが、ここがちょっとがんばっていて、
通路をブラックライトでトンネル風に暗くして、
ダムの中の水中世界を表現するということをしてました。
そのとなりの多目的ホールでは瓢箪(ひょうたんアート?)の展示会やってましたけど(笑)。



次のダムは小渋です。
これは典型的なアーチダムで、堤高105mです。



これは緊張感あります。緊張感の塊です。
この垂直に落ちるダムの壁面。堤のから下を覗くと足の指の間からじわり汗が滲みます。
人間はすごいものが造る。
ありとあらゆる人間の建造物の中でダムの分かりやすさは際だっていると思います。
ダムをとりまく環境は社会的には複雑です。
しかし、実際のダム自体は水を堰き止めるコンクリートです。
発電所を伴っていれば発電というオプションがつきますけど、基本的には水を堰き止める重量です。
その分かりやすさ。目方(めかた)勝負!山奥にあるデカいコンクリートの塊。
この単純さがダムの本質です。
このマテリアルな感じが、というか実際のマテリアルのみのところがダムなのだと。

語るべきものは実は少ない。「奥」はない。すぐ飽きるかもしれない。
(本当はいろいろ細かいチェックポイントあるんですよ)
でも、有名ダムに会いに行くには大抵11月〜4月までの期間「冬季通行止め」とか、
雨量による通行規制とか障害がけっこうあります。そこをうまくすり抜け、
ダムに会いに行く。
曲がりくねった山道を車でウンウンと進むとチラッとダムの端が見えたりします。
ココロが踊るとはこのことです。
そして道が開け、ドーン!とダムが視界全体に現れます。
デカい!
人間が作ったコンクリートの塊への畏敬。不思議だ。

飽きっぽい僕ですから、いつこの熱が醒めるかわかりませんが、
とりあえず今ダムが面白いです。



これは帰りに撮った長野県に流れる天竜川。上流ということですね。

では、また。

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