久々のブログ更新です。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。スギャマ シンヤです。そうか‥バレンタイン・デイ‥でしたね。

まあ、それは置いておいて。
どうですかこの小山君は。
堂々としたもんでしょ。
いや、違う?
ん?堂々としてるのはこのシャネルの香水のポスターか。
いや、テレコヤマ(照れ小山)も堂々としてる。いや、やっぱり少し照れてる。
こんなのお家にあったら、超かっちょいいね。
このサイズのポスターとか版画自体がまずなかなか無いと思うけれど、
もしお持ちなら、ぜひフレームセンターまで。
テレコヤマの記念撮影付きです。
それとこれ読んでいる卒業制作がんばっている学生の諸君。
もう額装なんて間に合わねえよ、なんて思っているなら、大きな間違い。
フレームセンターに任せてちょ〜す。いっぺんよりゃ〜せ〜!
奇跡見せたるよ。
そうか‥バレンタイン・デイ‥でしたね。

Shibuya Theater Tsutaya / Dick Thomas Johnson
さて。先日の日曜日、
仕事を終えた後、映画のレイトショーを見に行ってきました。
レイトショーというのはじつに有難いシステムですね。
席は空いているし、値段は安いしで。
見終わった時に、映画館も閉める雰囲気が少し悲しいですけれど、
そこだけは我慢して僕はよく使わせてもらっています。
で、その時のことをお話します。
これは節操もなく酷かった。
それは映画が始まる前の近日公開の予告の部分です。
2月といえばアメリカでは映画の祭典アカデミー賞の発表が控えており、
その賞レースが世界中の注目の的なのは、皆さま何となくは知っていると思われますが、
この時期の洋画の宣伝にはそれにかこつけたコピーが乱舞します。
「本年度アカデミー賞最有力!」
なんとこの日見た映画の予告4本、全てにこのコピーが付いていました!
別々の劇場でのそれぞれ予告にそれが付いているというのならまだ分かりますが、
順次同じ劇場で封切られる作品の予告全てに「最有力!」のコピー。
これはちょっとおかしいだろう、と。
作品賞にノミネートされているのは事実。
それだけでも素晴らしい作品なのでしょう。
しかし、最有力はあくまで、「最」という言葉の意味から考えたら、
一つであるべきだと思うのです。
まぁ、少しゆずっても、本命と対抗。二つまででしょう。
さすがにこれだけ「最有力!」が続いたら、‥舐められているのか?と僕は思いました。
やっぱり映画は総合芸術という観点からも「作品」です。
宣伝する人たちも作品を愛でる気持ちがあるのなら、
安易に「アカデミー賞最有力!」に逃げるのではなく、
ココロに響くコピーを考えてもらいたいと思いました。
さすがに四つも続くと「まえだまえだ」の弟みたいなツッコミを入れたくもなりますわ。
も一つ。僕には映画賞に長年の疑問があって、
それは「監督賞」って何だ?という疑問です。
映画は「作品」であって、その映画の「監督」は作者ということになるはずです。
「〜監督作品」。使いますね。いいですね。
ということは、監督賞は作品賞と同意義だと思うのです。
作品が素晴らしいのは監督の手腕だと。
僕はこれは正しいと思うのです。監督がヘナチョコでは作品は絶対に完成しないと。
だからこそ映画監督のトータルな創造能力というのは人々の賞賛を浴びるのだと。
なのに、「作品賞」と「監督賞」が分かれてしまっていたら、
極論で言えば、「作品はいいんだけど、監督はあんまり関係ないと思うよ」とか、
「監督最高!あの人天才!作品最悪!」なんてことになってしまうと思うのです‥極論(暴論)!
僕はある知人にこの質問もぶつけてみました。
その人は監督の人となりが見られているのではないかと言いました。
なるほど、その監督の個人名には票を入れたくないな。という趣旨です。
アカデミー賞というのはなんでも6000人くらいの映画関係者の投票で決まるものだということです。
つまり、人格的に問題ありの監督であったら、投票権を持つ人達の不評を買って投票してもらえない。
なるほど、一理あるな、と。
しかし、映画はエンドロールを見ていれば分かるように、
一本の「映画」という作品を作るのにはものすごくたくさんの人たちが関っています。
その人たちの協力を得て、作品を作り上げるのには人並み外れた人徳というか、
バイタリティというか、カリスマ性が必要だと思うのです。
多少の恨みつらみはあっても、映画監督はそれぞれ偉人のはずだという僕の思いは変わりません。
実際には作品賞と監督賞はほぼの対の関係にあって80回を超えるアカデミー賞で、
60回以上が作品賞と監督賞は同じ作品が獲っています。当然といえば当然。
では何故、一つの賞でないのか。何せ一番最初のアカデミー賞から二つの賞は存在するのです。
何故なのか‥?
一つの理由として(後発的な理由のようにも取れるが‥)、
最高賞(作品賞)が二つの作品の評価が僅差で競っていた場合、
次点にあたる作品に監督賞を与えるという風潮が微妙にあるようです。
準グランプリのような意味合いです。
まぁ、それはそれでいいのかもしれませんが、
あとで言葉の意味を考えてしまうと釈然としないものがあるのはおわかりでしょうか。
‥いやしかし、トーンダウンします。
褒めるのが得意なアメリカ人。
ハリウッド発の娯楽映画はアメリカ人の重要なアイデンティティ。
たくさんの賞を分け与えたいという発想からなら、悪いことじゃないか。
ちょっとケチなことを言い過ぎたかも反省します。
今日はバレンタインのチョコレートどうもありがとうございました。
でも僕的にはバレンタイン・マンスということで活動してますので、
遅いということはありません。
あ、忘れていたという人がいたら、よろしくお願いいたします(笑)。
先日僕が見に行った映画は「ムーンライズ・キングダム」。
ウェス・アンダーソン監督作品です。
なんちゃって映画好きの僕的にはかなりおススメです。
ティム・バートンの映画が好きな人なら、まず間違いないと思います。
これも、なんちゃってな例えですけれど‥。
真の映画好きの人に怒られるのでこのへんで。
ではまた。
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