2012/09/12

渡部裕子個展 2012



アートビル4F、セントラル・アートギャラリーでは、
『渡部裕子個展 2012』を開催中です。


書家・渡部裕子氏による、セントラル・アートギャラリーでは3度目となる
「書」の個展。
彼女の作品はもはや「書」の枠を超えた実にセンセーショナルなアート。
インスタレーションの要素を取り入れ、「渡部裕子」としか言いようのない
一つのジャンルとして確立されているもののように思います。



今回、彼女の掲げたテーマは『踊』。

『踊ることは生きることと似ているような気がします。(DMより)』
と語るとおり、
立体物に書かれた文字達からは、実にさまざまな表情と躍動感、パワーが感じられます。
前回の展覧会を観て、彼女にとっての書とは生きる事の痕跡だという事を
明確に伝えられていましたので、
『踊る=生きる』というテーマにはさらに奥に『踊る=生きる=書く』という思いが
込められているのだろうということは容易に汲み取れました。



彼女がこれらの「書」を書いた行為が、彼女が「踊る」行為によって
生み出されたものであると同時に、
生み出された「書」達も別の生き物となり、踊り出しているかのよう。
あたかもこのギャラリー自体が舞踏会であるかのように感じられます。


9月15日(土)18:00から、開催記念パーティー「書と踊りの響宴」が開催され、
アルゼンチンタンゴとの融合によるドラマチックなインスタレーションが行われます。
是非、足を運んでいただければと思います。


*


渡部裕子個展 2012

911日(火)〜916日(日)

開廊時間:11:0019:00(最終日のみ17:00まで)





0 件のコメント: