英国・ウィンザー&ニュートン社の名品、
『シリーズ7』のご紹介です。
ウィンザー&ニュートンとは、
今から約180年前に、科学者の『ウィリアム・ウィンザー』と
芸術家の『ヘンリー・ニュートン』の2人が、
サイエンスとアートを融合した、色の選択肢と耐久性を両立させた絵具を
開発するために創立したブランドで、
2人の名前を合わせてブランド名にしたのです。
エマーソン・レイク&パーマーと同じパターンですね。
いや、違いますか。あれは3人でした。
とにかく、名前にしろ画材のパッケージにしろなんにしろ、
ものすごく『英国』という雰囲気が漂っていますね。
ウィンザー&ニュートンの画材を手にすると、
誰もがバーバリーのネクタイを締めながら、英国紳士を気取りたくなると思います。
わりとどうでもいい寄りの話ばかりしてしまいましたが、
結局、レンブラントとかシュミンケとか、超高級エクスペンシブ!というわけではないけれど、
少し高級だしオシャレだし洋モノだし、学生さんでも少しだけ背伸びして
買ってしまえる良品画材として浸透しているんじゃないか、
ということが言いたかったのです。
そんなウィンザー&ニュートンの水彩筆『シリーズ7』ですが、
蘊蓄を読むとこれがまたビクトリア女王ご謹製の英国王室御用達のなんとかかんとか…
と、どこまで英国感強調したいねんっ!というストーリーが切々と書かれていますが、
結局のところこの筆の特徴は、
『コシ』と『穂のふくらみ』
であります。
少し穂が長く、まんなかあたりのふくらみが大きいのです。
これにより非常に水含みがよくなるわけですね。
さらにコシも強めで先割れもせず、
水彩用コリンスキーセーブルとして名高い筆ではありますが、
実は模型・クラフト分野の方にも愛用され、定番化している筆だそうです。
特に細いサイズが面相筆として、線が非常に美しく描きやすいのではないでしょうか。
サイズは000号〜14号の16種類。
000号〜4号はアクリルの筒、
5号以上は黒の素敵なペーパーケース入りです。
贈り物などされると、相手の方に「素敵…ポッ」とされること請け合いです。
なお、11,12,14号の3サイズに関しては、
受注後生産商品となり、
ご注文受付後2ヶ月半(!)かかる超名品です。
筆者はそれらは見たこともないのですが、
きっと「素敵…ポッ」となる代物に違いありません。
★ご購入はこちらへ↓
ウィンザー&ニュートン シリーズ7販売ページ|セントラル画材オンラインショップ
2 件のコメント:
こんにちは。いつも楽しいブログ拝見させていただいています。
一本の筆にもいろんなエピソードがあるんですね。
他にもフランスの画材やイタリアとか国によって特徴があったりするんですか?
あと例えばレンブラントやゴッホというメーカーがありますがゴッホが使っていたんですか?そんなまめ知識をこれからもブログに期待しています。
すいません、図々しく。
応援してます。
いつもありがとうございます。
そうですね〜フランスの画材は『ヴ』っていう字がやたら入っていたり、
イタリアの画材は名前の最後が『〜ーノ』でやたら終わったりするかもしれません。
特徴でもなんでもないですね。
すいませんでした。
こんなブログですが、今後もぜひぜひ応援してやってくださいm(__)m
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