2010/04/21

フレームセンター 額装のココロ

こんにちはフレームセンターの杉山です。
皆さまお元気でお過ごしでしょうか。

セントラル画材では先週、先々週と著名な水彩画家である
永山裕子先生のフェアを開催させていただきました。
お陰さまで大好評で、連日大勢の方に御来店していただきました。
まことにありがとうございます。

さて、4Fのギャラリーで開催されていた永山先生の個展では30点の
水彩画作品が展示されていたのですが、実はこの作品は3店の額縁屋による
コラボレーションになっていたのです(笑)。
コラボというのは冗談ですが、永山先生が元々お持ちであった作品24点は
二つの額縁屋さんによる額装で、
今回新作6点の額装をセントラルフレームセンターにご依頼いただきました。
つまり3店の額縁屋が永山作品を
それぞれの得意なやりかたで料理したということなのです!

作品をそれぞれ見ていくと明らかに額装のスタイルが違っており、
如実にそれぞれの店舗の特徴が表れていたと思います。

額装によって作品の印象はかなり変わります。
永山先生の作品なのに別の人の作品のようだと、
もし感じる方が見えたら、それは額縁店の違いだったのかもしれません。
まぁ、それは極端には感じないと思いますが‥どっちだ!

個人的に額縁が目立つ額装はあまりいい額装だとは思いません。
あくまで額縁は作品を、より見栄え良くするための手助けをするものです。
ですから全体のバランスがとても大切です。
バランスがいい額装は額縁が過度に目立ちません。
ともすれば、作品を思い出してみて、
額縁の印象がぼやけるとか、どんな額装だったっけ?
という作品はバランスのいい額装だったと言えるとも思うのです。

皆さまいかがお考えでしょうか?

それでは、また。

0 件のコメント: