2009/12/28

PS角材のPSって何?

こんにちは アートファクトリー 伊藤です。

少し前のブログで出力センターの青木氏も書かれていますが、アートファクトリーでも
学生さんの卒業制作がピークを迎えております。
卒業制作の目処が立たないと、新年を迎えられません。
卒制を当社に依頼された学生さん。頑張って仕上げていますので、完成をお楽しみに。。。

閑話休題。今回は、PS角材を紹介します。

PSとはポリスチレンのことです。つまり、ポリスチレンで出来ている角材のことです。
アートファクトリーでは、木の角材の代わりに、このPS(ポリスチレン)角材を使用して、
看板など色々と製作しています。(もちろん、用途によっては木を使うこともあります)

PS角材の特徴とは。。。

・木材に比べて腐食せず、反りも少なく、金属のように錆びない。
・断面も白一色で塗装の手間なし。弱溶剤系アクリル塗料で塗装も出来ます。
・ネジ釘での加工も簡単です。ビス止めする場合は、ビスの直径より小さい下穴を開けます。
・ノコギリで簡単に断裁できます。

良いことばかりのような気もしますが、サイズが限られている、ビス止めした箇所の強度の問題。
など、気をつけなければいけないこともあります。
(想定外の力が加わると、角材が破損することがあるのです)

プラカードや自立看板、立て看板などをご依頼の場合は、使用場所、設置場所の環境などを
事前にご連絡下さい。

さて、自立看板製作の一例を見てみましょう。


当社、出力センターにてプリントし、保護としてラミネート加工したものをアルミ複合板に
貼ります。(このアルミ複合板加工につきましては、また後日書かせていただきます)

そして、PS角材を事前に設計した長さに合わせて切り出していきます。

ノコギリで簡単に切れるので、非常に精度の高い仕上がりになります。
設計を間違えると、組み立てた時にアレレ??となってしまいます。
自立できる足の長さなど、よく考えなくてはいけません。完成後に「立ちませんでした」では
笑い事ではなくなってしまいます。


ある特殊な機械を使って、非常にきれいで真っ直ぐな切断面にしています。
右側の角材にご注目!!斜めのカットもお手の物!!


切り出した角材を、看板の後ろにビス止めしていきます。
細かい長さの調整もしつつ、慎重に取り付けて行きます。
仕上がりの綺麗さがここで決まります。ミリ単位で計っているんですよ。


ようやく完成です。
きちんと自立しています。屋内で使用されるのなら、これで十分です。
足におもりを置けば、倒れることはまずありません。

数々製作してきましたが、名古屋市の河村市長の後ろによく立っている青と白の市松模様の看板も
当社が製作のお手伝いをさせていただきました。
写真をお見せできないのが残念ですが、中部地区の方はテレビで登場することも多いので、ご覧に
なったときにはこのブログを思い出してください。

それでは、今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。

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